ThinkEATLABの協力イベント「とっておきの大使館レシピ」のお誘いです。
今年は12月に入っても東京は暖かい日が続いていましたが、この数日ですっかり冬になりました。東京の冬は穏やかな晴天の日が多くて過ごしやすく感じます。とはいえ、体が芯から冷えてくると、シチューや鍋などコトコトぐつぐつ煮込む料理が恋しくなりますね。
今回ご紹介する料理はウクライナのボルシチです。ボルシチをロシア料理と思っている方も多いですが、元はれっきとしたウクライナ料理で、それがロシアに伝わって、そこから旧ソ連国に広まり、バルト諸国でもボルシチはよく食べられています。
ラトビアは食文化的にロシアやドイツの影響も受けているので、ラトビアの首都リガの郊外で食べたボルシチには小さなミートボールやソーセージが入っていました。ウクライナでも家庭によってさまざまなバリエーションがあって、ビーツを入れないグリーンボルシチなんかもあるようです。冷たい夏のボルシチもあります。
私がよく作るのは「真紅にこだわるボルシチ」で、ある経由でモスクワ在住のロシア人に教わったレシピです。ビーツに加えてパプリカ、にんじん、トマト缶など、より赤味を増す食材も投入するので出来上がりは本当に真紅でとてもキレイなんですよ!今度レシピを投稿しますのでお楽しみに。
さてボルシチはビーフシチューのように何時間も煮込むイメージがありますが、どちらかというと、具だくさんの汁物であって、日本の郷土汁のような位置づけかと思います。ビーツは長く煮込むと色が落ちてしまうので、せん切りにして炒めてさっと煮汁に加えるのが良いです。・・と、私が言うよりも、今回料理をつくってくださるウクライナ大使館の文化担当官でもあるヴィオレッタさん(二等書記官 文化・教育・スポーツ担当)に色々伺ってみましょう!1月11日(月祝)15時からウクライナのクリスマス料理をオンラインで開催します。
ウクライナは日本と違うユリウス暦を採用しているため、12月25日のクリスマスもお祝いしますが、正式なクリスマスは1月7日だそうです。ウクライナの断食期間はクリスマスと重なるため、クリスマス期間に肉は食べません。豆や魚、野菜中心のメニューを家族揃って食べるそうで、その時に食べられるのが豆と野菜の“クリスマスボルシチ”です。
当日は生配信で“クリスマスボルシチ”とじゃがいもの“ズラズィ”というパンケーキのようなおかずをつくります。クリスマスの伝統的なデザート“クチャ”は時間がかかるためレシピの紹介のみいたしますが、日本ではめったにお目にかかれない稀少レシピです。ヴィオレッタさんには、ウクライナのクリスマスの話やウクライナ料理のことを沢山伺う予定ですので、どうぞお楽しみに。レシピは当日までに事前配信いたします。
下記リンクから主催の国際芸術家センターのページに飛びます。このブログを経由してお申し込みされる方のみ、500円割引(一般2,500円→2,000円)となりますので、どうぞお見逃しなく!
あ、ちなみに私は、ヴィオレッタさんのアシスタントとして当日準備や用意をいたします。
皆さまにオンラインでお目にかかれるのを楽しみにしております。
《イベント日時》
2021年1月11日(月祝)15:00~16:30 zoom
詳細はこちらから↓
とっておきの大使館レシピ 第4回ウクライナ大使館のお誘い | NPO法人 国際芸術家センター (iactokyo.jp)
割引参加希望の方は下記リンクからお申し込みください。
写真提供:ウクライナ大使館 無断転載はご遠慮ください。