9月3日(土)の「旅するお茶会×薬膳ミニ講座第2回」無事、終了しました。
今回は、薬膳の体質診断を中心に個々のタイプにはどんなセルフメンテナンスが必要なのかや、おすすめ食材などお話いたしました。
そしてもちろん「旅するお茶会」なので主催の竹安まきさんセレクトの中国茶も頂きました。
そもそも紅茶、コーヒー、日本茶、ハーブティーなどの嗜好飲料がわたしは好きなのですが、今まで中国茶をそれほど意識して来なかったような気がします。それが今回コラボの講座をやることになって、竹安さんから中国茶の熱い話を何度か聞いてるうちに、中国茶に対する関心がむくむく湧いてきました。
お茶はお茶の木の葉っぱというたった一つのものから生まれたのに、イギリスや日本のお茶とは淹れ方や所作や器も全然ちがって面白いですね。中国茶は淹れ方も繊細で独特だし小さい器にちょっとずつ飲むのも楽しいし、香りを楽しめるのも素敵だなと思います。
今回は東方美人茶をいただきました。用意した梨と白きくらげのシロップ煮と絶妙に合うのでカフェメニューとして提供したいくらいでした。
わたしが薬膳アドバイザーの資格を取ったのは10年ほど前のことです。
大学は農学部の管理栄養士専攻というところです。
食いしん坊なわたしは食べたものが体の中でどうなっていくのか知りたい!という気持ちが強くて、体を一つの宇宙のように感じていて、そこで日々起こっている色々なことに宇宙好きの人が感じるロマンと同じようなものを感じていました。大げさですけど、笑。
それで栄養学を選んだのですが、現代の栄養学では、糖質1グラムたんぱく質1グラムは4キロカロリーで脂質は1グラム9キロカロリーで、体に入るとこうこうこうなる、という流れは人に寄らず原則同じなので、個人差というものにあまり着目していなかったと思います。時代は進んだので今はそうじゃないのかもしれません。でもその頃は、そこについては物足りなく感じていました。
といってもあんまり真面目な学生でもなかったのでそこから先に進む、独自に栄養の個人差について研究するという方向にはいかなかったんですね。まぁ当時の学生らしく遊んじゃったというか。ははは・・・。
で、です。10年ほど前に薬膳の事を知った時に、個人差に着目していてオーダーメイド的なアプローチをしている事に惹かれ、これだこれだ!と勉強を始めました。
今回見返したり勉強し直した分も沢山あります。そしてやっぱり薬膳って面白いとあらため感じました。
せっかく管理栄養士でもあるのだから、薬膳×栄養学のハイブリッドで深めていって役立てられたら良いなと思います。
このミニ講座は3回完結で次回11月が最終回。予定では3回目は「症状別の薬膳」というテーマでしたが、いろいろと考えるうち、薬膳ならこのテーマは外せないはず!というものがあったので変更するつもりです。
内容についてはまた次回にでも。