築地で世界のお祝い料理を楽しむ会北インド「マトンコールマー」報告

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築地で世界のお祝い料理を楽しむ会 北インド「マトンコールマー」報告

「築地で世界のお祝い料理を楽しむ会第1回北インドの“マトンコールマー”」無事終了しました。

講師のアリ三貴子さんは、今回イベント内でも紹介された、インド北部出身のシェフとともに起業され、7月に「インド宮廷料理Mashal(マシャール)」をオープンしたばかり。毎日お店で奮闘されています。わたしは先日食べに行きましたがカレーもナンもとっても美味しいのでぜひ食べに行ってほしいです!

今回のイベントでは、1990年代にシェフの出身地でもある北インドの村に滞在して村の人たちと生活を共にした時のお話や結婚式の様子など、貴重な経験を写真とお話でシェアしてくださいました。

村ぐるみで産褥期のお母さんを徹底的に守り、皆で生まれた赤ちゃんの面倒を見るということ、ワンオペだったり何でも子どものトラブルはお母さんのせいになりがちな自己責任天国の今の日本と正反対!! “血の通った温かい暮らし”を感じたのですが、悲しいかな、そんな暮らしが今の日本ではレアなので、言葉にするとなにかのCMみたいに薄っぺらく聞こえてしまいますね。でも本当にそうでしかなく、そう感じたのでした。

結婚式がその村のもっとも大きな行事ごとで、数週間前から家族親族さまざまな人が関わって準備、用意をすすめていく様子、庭に穴を掘って窯(タンドール)をつくる話し、犠牲祭の話、初めて見聞きするあれやこれやに興味が尽きませんでした。

そして今回のメイン、マトンコールマーですが、コールマーは実はイスラム経由の言葉で「油煮」のような意味なのだそう。ちょっとひるむほどの大量の油が大鍋に注がれ玉ねぎやスパイス類を炒めると、スタジオ中にスパイスの良い香りが立ち込め食欲をそそりました。

米にはカルダモン、クローブ、スターアニス(八角)などのスパイスや油、塩を加えて炊きました。また、結婚式のときだけ食べられる特別な米のスイーツ「ジャールダー」もマシャールのシェフが前日に作ってくださり、マトンコールマーと併せて試食できました。

「マトンコールマー」ですが今日は時間の関係でラム肉。スタジオ中にスパイスの香りが立ち込め・・。

「マトンコールマー」ですが今日は時間の関係でラム肉。スタジオ中にスパイスの香りが立ち込め・・。

わたしはコールマーの箸休めに「大根のカチュンバル」という料理をインドレシピを参考につくっていきましたが、正解のカチュンバルを食したことがないので正しいインド料理になっていたのか分かりません。ただ家で作る大根の箸休めというとなます的なものばかりになるので、テンパリングしたスパイスと油を最後にじゅっと大根に回しかけるつくり方は、薄味でもまろやかに美味しくなって、とても気に入りました。

コールマーを自分でも作ってみて、それに添えようと思います。

スパイスと塩を入れて炊いたご飯、マトンコールマー、大根のカチュンバル、ジャールダー(人参ではなく米)

スパイスと塩を入れて炊いたご飯、マトンコールマー、大根のカチュンバル、ジャールダー(人参ではなく米)

お祝い料理を楽しみ背景文化の学びもあり、有意義な1回目になりました。

講師のアリ三貴子さん、参加された皆さま、ありがとうございました。

気になる方は是非行ってみてください~!

気になる方は是非行ってみてください~!

来月10月はスリランカのお祝い料理で近々募集を始めます。

スパイスの沼にどっぷりはまった、お寺の住職である早水さんより手ほどきを受けます。

お寺の住職、、むむ、どうなる?!お楽しみに!!