3月9日。レミオロメンの曲にもあるが、今日は各地で卒業式があるらしい。
かくいううちの長女も本日無事、卒業式を迎えた。娘は今20代後半で卒業式だから、紆余曲折あったわけだ。高校を卒業し大学を卒業し企業に就職し、色々あって、美術専門学校に入学した。まだまだこれからも色々あるだろうけれど、とりあえずひと段落、いやいや再スタートという節目の今日だ。
コロナの影響で式に保護者は入れず、生徒と職員のみということになって、私は家から娘を送り出した。黒地に色とりどりのカラフルな花模様のロングワンピース、卒業式風ではないけど娘風と思う。
子どもの卒業式に出席しないのは初めてで、「行ってきまーす!」と10代の子みたいに元気に出ていく娘を玄関で送り出したあと、何となくぼんやりとしてしまった。
子育て真っ最中だった時代から、子どもは子ども、私は私と考えるたちだったから、今日こんなにぼんやりしてしまうからと言って、今後空の巣症候群になるとは思えないんだけど、長女、次女の今までの幾多の卒業式を振り返ると、思わず涙がちょちょ切れてしまう。
何回の卒業式に出席してきただろう、えーと、今日はなんと11回目!
そんなに沢山だったのかぁ。(なんか急に年を取った気分・・)
そう言えば、次女の専門学校の卒業式の時に、衝撃の彼氏紹介され事件というのがあった。次女は背の高いひょろっとした、全然学生に見えない男の人を連れてきて「この人、お母さんの15歳下、私の15歳上!」と両方の顔を交互に見てニコニコ笑った。その男性はまるで保護者のようなスーツを着て次女の卒業式に出席していた。当然彼氏は恐縮して笑うしかなかったけど、私の方こそ、顔の横を微妙に引きつらせて、( ̄∇ ̄ハハハと笑うしかなかったね。(そして昨年その人と結婚しました、めでたし!)
一番泣いたのはどちらも保育園の卒業式だった。だって保育園って入る時は赤ちゃん、出るときは当然立って歩いてる。喋って歌って笑って泣いて怒って踊って、人の一番劇的に変化する6年間だったから、本当に胸に迫るものがあった。自分の子どもだけでなく、一緒に育った子供たちの天真爛漫な笑顔を前にして、怒涛のように感慨が押し寄せて、保育園のママ友と一緒に涙と鼻でぐずぐずになったよ。
そんな日から、、、単純に引き算して20数年、多分これが最後の卒業式。(と思う。笑)
しかも娘の卒業制作の作品が、投票で決めるなんとか賞というのを取って式で登壇するらしい。娘の晴れがましい笑顔をみたかったから出席したかったけどしょうがない。
本当に良かったね、大変だった20代だったけど、遠回りする勇気を持っている、自分の気持ちに素直に生きたいと考えている娘を心からお祝いしたい。
娘だけでなく、この春保育園や幼稚園や小学校や・・学校を卒業する子どもたちみんなおめでとう!!コロナで大変な春だけど、大丈夫、見守るよ、応援するよ手を貸すよといつでも言える大人であるよう、私たちも頑張ります。
さて、私は劇的な感情を人に伝えるのは不得意なので、出かける支度をしている娘の周りをちょろちょろして、あっという間の3年だったよね、とか、今日は肌寒いから温かくしたらとか話しかけたり歌を唄ったりしていた。楽しく祝ってあげたいと思って、マツケンサンバを鼻歌で歌ったら、娘がAppleMusicでマツケンサンバをかけ出したので、唄いながら踊った。オーレ、オーレ♪
玄関先で「今のあなたへの祝いのダンスだよ。」と言ったら「へー、なんか踊ってると思ったら。」と言って「行ってきまーす!」と出て行った。
今日はお祝いのご飯にしようと思う。そうそう、以前に課題に出て、協力してつくったモンドリアン寿司を内緒でつくって食卓に出そうかな。
・材料
マグロの赤身の刺身 適宜
卵焼き
酢飯(白米と玄米)
海苔
・つくり方
① 白米と玄米の酢飯をつくる。(玄米は少なめでよい)
② 卵焼きは市販でも自分で作っても。四角く切っておきます。
③ 作る海苔巻の大きさの6分の1サイズの海苔巻を白米と玄米の2本つくる。(長方形になるように形を整えながら)
④ ③の半分のサイズの海苔巻を2本つくる。
⑤ マグロは③の2倍のサイズになるよう形を整えて、海苔で巻く。
⑥ 海苔を広げ、②~⑤までを断面が四角になるよう並べて、巻く。
⑦ カットして盛り付け出来上がり。
ちゃんと四角になってないけど、そこはご愛敬で笑
よろしゅう、おあがり。